先輩たちのその後
自社の強みを知るほどに、
目指す姿もでかくなる
Y.Kさん
樹脂事業部 大阪樹脂部第1課
2015年入社 新卒採用
目次
4年後のインタビュー
初回インタビュー
初回インタビューから4年、
改めて聞かせてください
この4年間で成長したことは?
自分の裁量で、
一から提案を組み立て、
製品の品質管理まで
受け売りではなく、自分のものにした知識・知恵は強い。
商材がプラスチック原料(ペレット)であるのは変わりないですが、そこから派生する加工品を手掛けることが多くなってきました。具体的にいうと、照明を中心として弱電分野の樹脂原料と加工品の販売を担当しています。
加工品でいうと、自分の裁量で、原料さがしから加工方法や外注先、運送方法などを組立てて提案。品質管理までサポートするので大変な部分もありますが、その分おもしろいです。
経験値が少ないときは、メーカーや外注先から聞いたスペックを伝えるだけだったのが、今は自分のなかで理解し、自分の言葉で提案できるようになってきたことは、成長につながっているかなと思います。
見渡して動けるようになって、「川上から川下までの強み」を実感。
島田の強みである「化学業界の川上から川下まで」というフレーズ、今になってその優位性がよく分かります。
総合商社は別として、一般的な化学専門商社なら「原料はA社、加工品はB社、別の加工品はC社」とお客様は個別に発注をかけないといけないのですが、島田商会の場合は一気通貫で対応してくれる。
それができるのは、原料のみを扱う第1課と、加工品を扱う第2課との連携がうまくできることも大きいんです。普段から風通しがいい関係だから。
「成長できる環境」はいかに作られている?
明確な答えをもつ先輩たちと、
いつでも聞ける環境
教えてもらうより、何でも聞ける安心感がある。
振り返ってみて、じっくり「教えられた」というよりは、自分でやりやすい環境があることと、そのうえで何でも聞ける環境の方がいいのだと思います。
「この分野のことなら、あの先輩」というように、明確な答えを返してくれる人がいる。頼れる先輩って、いい人というだけでなく、適切なアドバイスや一緒に議論をしてくれる人ですから。

自分が父親になって変わったこと。
4年前から大きく変わったのは、当時つき合っていた彼女と結婚して、子どもが生まれたこと。
後輩を見ていると、「彼にも夜泣きした頃があったんだな。大人になった今でも、お父さんは心配してるんだろうなぁ」とか思うと、口調がやさしくなったりして(笑)。
私たちの上司も、そんな温かい気持ちで、自由に泳がせてくれてるのかなと思います。
これからチャレンジしたいことは?
「できません」とは言わない。
底力があると知っているから
他者を巻き込む力をつけて、他領域や海外展開にもチャレンジしたい。
今までは自分の知っている分野のなかで取り組んできましたが、これからはそれ以外の業界や海外貿易にも挑戦したい。
そのためには、自分ひとりの力では難しいこともあるので、別部署との調整能力やメーカー様との協業など、他者を巻き込む力が必要になってくると思います。
島田商会なら大抵のことはできる、という自信。
自分のなかで心がけているのは「できません」とは言わないこと。まあ100%までは言えないけれど、120年以上の実績と膨大なネットワークがあって、川上から川下までカバーしている島田ですから、化学品に関しては大概のことはできると思っています。恵まれた環境にあると思うので、自分ができることをもっと伸ばしていきたいですね。
初回インタビュー(入社6年目)

興味をもって取り組むことで、つなぎ役にとどまらない商社人へ
化学の専門商社を選んだ理由は? 商社の仕事が生みだすもの
統計学を学んでいた文系の学生でした。営業職を志望して就職活動するなかで、産業の川上を支える化学系が視野に入ってきて、化学の専門商社もおもしろそうだなと。
私がいる樹脂部では、合成樹脂、いわゆるプラスチックを商材として扱っています。もっとも、私の部署が扱うのはプラスチックの原料で、ペレットという米粒のような形状の素材。
専門用語や化学式がからんでくるので、入社当時はまったく理解できなくて。仕入れ先のメーカー様の勉強会や研修に参加させていただき、必死にメモを取っていました。
ただ、当社の社員の約80%は文系出身で、私がぶつかった最初の壁はみなさん越えてこられたので、先輩たちから経験をふまえた的確なアドバイスをもらえます。
商社は、仕入れ先のメーカー様とエンドユーザーであるお客様をつなげる役割。
私たちはメーカー様の「作った商材を売りたい。販売機会を増やしたい」という願いと、お客様が「製品を作るために最適な材料を適正に調達したい」というニーズを、その間に立って仲介し、調整していくんです。
まずは信頼を得て、お客様の困りごとを聞いていく。経験を積めば、知識や情報をたくわえ自分のチャンネルを増やすことで、コンサルタント的な動き方も見えてきます。
お客様との接し方は? あたえられた自由は、動くためにある
営業活動に関しては、自由に動けるぶん責任を果たす、というイメージでしょうか。課のミーティングで方針や進捗は報告しますが、お客様への対応は個人に委ねられている。「今週はあのお客様を重点的に」といった具合に、自分でスケジューリングしてフォローも行います。そのアクションが上手くいけばOKですし、そうでなければ考え直して、を繰り返しています。
上司や先輩は、細かくデータを集めロジカルに説明を組み立て、お客様に提示しています。このご要望ならばこのやり方で、と。わかりやすいストーリーになっていて、これならお客様も納得されるだろうなと。私はまだ知識量が追い付いていない部分があるので、書類やデータはしっかりそろえたうえで、レスポンス良く動くことでカバーしていこうという戦法です。
自分の営業スタイルを確立するまでには至っていませんが、とにかく知識量を増やして先輩たちに近づけるようにしたいなと。あたえられたフレキシブルに動ける環境を活かして経験を積ませてもらっています。

目指す将来像は? スペシャルを探す
何かひとつ「特別なもの」をもっている商社人になりたいです。
「このことならこの人に聞け」という存在。狭い分野でもいいので、確実に深い知識と洞察が返せるような。
社外でさまざまな業界の方とお会いすると、自分にない視野を持つ方と出会えます。原料の使い方ひとつでもフレキシブルに考えれば、新しい活用法が見えてくる。
ただ、そういう柔軟な発想も根っこのところでは、樹脂をどれだけ知っているか、業界の動向をどれだけウォッチできているか、ひとつのことを深く知っているからこそ産まれてくるのかもしれません。いまは深掘りしていくことで自分にとっての「特別」を探している最中です。「このことならあの人に聞けば大丈夫!」と思ってもらえるような商社人になりたいです。
※所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。