先輩たちのその後
ビジネススケールは
さらに大きくなってきた
Y.Fさん
化成品事業部 大阪化成品部第2課
2015年入社 新卒採用
目次
初回インタビューから4年、
改めて聞かせてください
この4年間で成長したことは?
自分ならではの、
つながりを作れるように
なってきた
長く取り引きのあるお得意さまを引き継いで。
担当している商材は、以前と同じ石油化学の基礎原料ですが、任される数字はかなり大きくなってきました。それに比例して、商談案件や出張回数も増えているので、仕事の効率化は必須。毎日、もがきながら頑張ってます(笑)。
大手商社と比べると従業員数は少ないですから、私のような30代前半でも、責任の重い仕事を任せてもらえる。プレッシャーがないとは言えませんが、それだけ経験値や達成感も大きいです。
今年から引き継いだお客様は、元は事業部長の得意先でもあったので、私よりも業界に精通しておられる。本当なら前任である上司と話したほうが手っ取り早いところを、若輩ものとつき合ってくださっています。ただ、扱う商材は同じでも、その提案力やフォローの仕方は個人の力量によるところが大きいので、私なりの存在感をアピールしていこうと思っています。
自分のつながりの中で、新たなビジネスチャンスをつくっていく。
たとえば、自分が過去に担当していた粘着剤原料のユーザー様が、新製品を開発された。それを現在担当している紙・フイルム業界に紹介する、といった新たなつながりを作れるようになってきました。自分ならではのネットワークを活用でき、以前のお客様には恩返しすることにもなりますから、率先して動くようにしています。
みんな辞めないのはなぜ?
先を走る先輩と、
10年後もっといい議論が
できるように
プロフェッショナルがいるから、追いかけたくなる。
コロナ禍などイレギュラーな状況下でも、島田が安定した経営体制を保ってこられたのは、化学業界の川上から川下までを広くカバーできているから。それに加えて、各分野におけるプロがいるから、目前の課題解決も今後の対応策も打てるのだと思います。
周囲を見渡すと、「10年後、20年後、あんなふうに仕事できる人になっていたい」と思える人がいる。お世辞でも何でもなく、素直にそう思っているので、他へ移りたいという動機がないんじゃないかと思います。
身近な先輩でいくと、顧客へのフォローが秀逸です。対応は迅速なのに、正確でていねいで、かゆいところに手が届く。日頃からお客様といい関係を築いていることで、たとえば値上げ交渉など言いにくい話でもスムーズに進められるんですね。
ときには、「がんばったんで、日本酒が飲みたいです!」とおねだりさせてもらうこともあります(笑)。

これからチャレンジしたいことは?
川上から川下の強みを
もっと活かしていきたい
さらに知識と知見を身につけて、興味の範囲を広げていきたい
3つの事業部のなかで連携は取れていると思いますが、まだまだビジネスチャンスはあると思っています。そのためには、他部署の人ともっと情報交換したり、知識や知見を広げて、いろんなことに興味をもっておく。自分が経験値のあるテーマでも、もう一度調べてみると新たな発見があったりします。
また、自分が先輩にしてもらったように、後輩たちのフォローができたらと思っています。入社して10年以上たつと、どうしても凝り固まった考えになりがちですが、後輩たちの新鮮な疑問や発想を大切にして、自分も学びながら一緒に成長できたらいいなと思っています。
初回インタビュー(入社6年目)

信頼される存在になるために、もっと変われる、成長できる
商社を選んだ理由は? 人と出会う仕事へ
大学では理系の研究室で実験の毎日。就職も当初は研究職で探していたのですが、ずっと集中して作業することが多く、これを職業にしていくのは辛いかもと思い直し、同じ化学業界でも、人と出会える営業職志望に切り替えました。メーカーを受けているなかで、化学の専門商社という存在を知ったんです。
当社は最初の説明会からずっと人事の方が1対1で丁寧に対応してくれたので、私も自分の就活の状況を伝えて、相談に乗ってもらっていました。そこで「商社なら、たくさんの製品を扱える」とうかがいました。当時私が採用試験にのぞんでいたメーカーとも取引きできる可能性もあるのだと。それなら幅広く仕事ができて、おもしろそうだと感じたんです。
入社してみると、本当に多彩な業界の方々とお会いできて楽しいです。扱う分野が広く、学ぶべき知識も多いですが、それもやりがいになっていますね。
入社6年目ですが打ち合わせや商談の場はいつでも真剣勝負。とくに研究者の方との打ち合わせで技術的な面に話が及ぶと、いまでも緊張します。必死にメモを取り、分からない部分は恥ずかしがらずに尋ね、持ち帰って勉強しています。理系であることはいくらかメリットですが、大切なのはお客様の要望をしっかり理解し、筋道を立てて解決に導いていくことだと感じています。
ご自身の営業スタイルは? まねて、学び取る
上司に同行して商談の場にのぞむと、自分の至らなさを感じて悔しくなることがあります。お客様の困りごとに対するレスポンスの早さ、「この原料を検討されているなら、こちらも役立ちますよ」といった提案力。見習うべきことがほんとに多いんです。私もお客様にプラスアルファをもたらす視点を養わなければいけません。
先輩たちは平均点が高いだけではなく、相手の心をつかむのがうまい、営業の結果をつくるのが早い、研究職の方との距離が近いなどそれぞれに憧れてしまうポイントをもっているんですね。どうにかしてそういったポイントを盗みたいと思っています。
じつは当社に入る前は、話しの要点をまとめて人に伝えるのが苦手で、理解はできても、それを組み立てて伝える力が乏しかったんです。ところが、先輩の営業報告を聞いていると簡潔に内容が伝わってくる。そばで聞きながら、まねることで身に付けていきました。
営業スタイルについても、まずは目の前の先輩たちのモノマネからはじめてみる。徹底的にまねてみて、そこから自分らしさをみつけていければと思います。

めざす将来像は? 積み上げられた信頼をさらに高めていく
営業に出ると、当社に全幅の信頼を置いてくださっていると感じます。「まかせておけば製品の可能性を広げてくれる」「投げておけば必ず返答が来る」。それは、化学専門商社としての長い歴史に裏打ちされた信用と、先輩方が築かれてきた実績に対する評価です。
先輩から担当を引き継いで私が信頼をしていただくまでには、ご要望に精一杯こたえていくしかない。真摯な対応を心がけていると、お客様がふと「昨日こんなことがあってね」とプライベートなお話をしてくださることがあるんです。信頼の土台が築けたようで、そんな瞬間はとても嬉しいですね。
もう若手という言葉に甘えてはいられませんので、お客様の「島田商会ならば」というお気持ちを「君ならば信頼できる」というところまで引き上げていきたいですね。
※所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。